今日も世界の片隅で

しばしの英国暮らし。地域社会とチャリティについて肌感覚で感じたこと。

コミュニティカフェに行った話

 教会のスペースを利用して週2回開かれているコミュニティカフェに行った。

友達がそのカフェでクロッシェのサークルをやってるらしいから行こうと誘ってくれたのだ。

 

カフェは、自閉症スペクトラムダウン症などを持つ大人(adluts in need)の就労支援と地域の繋がり作りを目的としているようで、取りまとめるスタッフ2名と共に4人の方達が暖かな雰囲気の中を活き活きと働いていた。

 

温かい飲み物が£1,ランチが£2〜£2.5(サンドイッチかジャケット・ポテト(イギリスの定番ポテト料理)にコールスロー付き)と、普通のカフェの1/3以下の設定で、チャリティでまかなっているからこその値段設定なんだろう。常にお客さんが入っている状態でなかなか盛況だった。地域のお年寄り層がメインで、スタッフさんの顔なじみの方も来られているようだった。

 

私は以前日本で、カフェを併設する福祉作業所で働いたことがあるので、特性のあるスタッフさんのちょっとした仕草がなじみ深く、懐かしかった。例えば、新しい客(私)に食事を運ぶ時の緊張と恥ずかしさの混じったようなちょっとおどおどした様子とか、友達とおしゃべりに夢中になってたら食べ終わる前にお皿を片付けに来ちゃうところとか、唐突に「ボンジュール!」とか外国語が飛び出しちゃうユーモラスなところとか。遠い国に来て、そういうところは世界共通なんだなと妙に納得する。

 

クロッシェを終えて、大テーブルで友達とランチしている時に、後から相席で隣に座った白人のおじちゃんが恐ろしくフレンドリーでおしゃべりだった。彼からイギリスのチャリティ心溢れる話を聞いたので、これは次回に書きたいと思う。