今日も世界の片隅で

しばしの英国暮らし。地域社会とチャリティについて肌感覚で感じたこと。

良いコミュニティ

子が親の行動を真似るように

 

良いコミュニティの集いは、

 

スタッフが全体の様子に気を配り、新しく来た人に声を掛けるように、常連さんもまた新しく来た人に話しかけ、自然な形で歓迎を示していることに気がついた。

 

’私、ここに居ていいんだ。もう一度来てみようかな。’

’ここに来るといつも暖かく迎え入れられる。ここは私の居場所の一つ’

’私もここの1人として自分のできることで何か貢献したい’

 

人の自由な出入りのあるグループで、要所要所で調整をするスッタフはいる。だけど大きな流れを作っているのは、スタッフ、ボランティア、参加者全体が持っているグループに対する主体的な気持ち、そしてそこから生まれる交流や行動ではないかと思った。

 

’人は何かやれと言われてもなかなか行動に移せない、けれど自分から思いついたことは喜んでやる’とカーネーギーは言う。

スタッフは、折々に、このグループが大切な集まりであること、参加メンバーへの感謝を全体の前で語っている。

会の前半には、その時々に参加者かスタッフが何かみんなの前でテーマを持った話をして、それから、他の人も今週あった良いことを自由に発言する機会が設けられる。そして、どちらも話した後にポジティブなフィードバックを他者から受ける。

その後の自由時間に行える手工芸の準備をしてくれている人がいる。お昼を準備するボランティアがいる。片付けに参加する参加者がいる。

 

何か自分も行動していいのだというゆとりが散りばめられている。